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道場訓の解説

相律為水:水の如く自在に行う

相律為水

相律為水(あいりついすい)とは、武道のみならず人生の極意で、相手の自律に干渉せず、相手中心の動作を、私が水の如く自在に行うという意味です。

水は相手の形を変化させずに器を満たします。
剣豪・宮本武蔵の五輪の書にも記載されています。
相手の存在そのものには一切の干渉はせずに自律的に動いていただき、時空間のみ私が形成するありようです。

場と流れ以外は一切触りません。
しかし水の流れは相手の姿をままにして目的地に導きます。
場が整えば「気持ちよく」流れるでしょう。

この感覚を身につけることが稽古として重要です。
武道の技とすれば、このありようが整えば簡単に崩し技がかかるでしょう。
教育や子育てとすれば、子供を理想の方向に導けるでしょう。
相手の姿・形に触れる干渉や強制は一切必要ありません。

親や教育者の様々なノイズが反抗をつくる

怖い顔も、大きな声も、罰も一切必要ありません。(叩くは論外)
むしろこのノイズが子供の道を曲げてしまいます。

子供に反抗期はありません。
親や教育者の様々なノイズが反抗を作っているのです。
私たち指導者のありようが「相律為水」であれば、そこに反抗の余地はありません。

道場では親御さんの為の学びの場も設けています。
私も未熟ものですが、子供たちの未来のため、
「きっとこうに違いない」
「これがよさそう」
などの曖昧さはさけ
「これで間違いない」
「これが絶対にただしい」
という固定観念を排除し
指導者自身が常に新鮮に学んで学んで検証して、さらに学んでいくことが大切と自分に言い聞かせています。