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武道を通じての成長

武道と格闘技の違い

最初に指導内容の根本的な事柄について説明します。武道と格闘技はよく混同されがちですが、この両者の違いからお話しします。
格闘技は一定の競技ルールの中で相手に勝つ技術の習得が中心となります。現代武道は日常という比較的ルールの定かではない中で、どういう姿勢や立ち居振る舞いをすることが自分を失わず相手と協調できるかを稽古し学ぶものとなります。

中には手足や口などの様々な手段を使って、精神的・肉体的に攻撃してくるやっかいな者もいますので、その対抗策を習得することももちろん必要です。攻撃技を学ぶ(空手)のも、最終的には相手の攻撃技を封じる(護身術)ための最初のステップです。これは決して両者の優劣ではなく、目的の違いに過ぎません。

武道を通じての成長

武道の武とは、二人(ふたり)の戈(ほこ)を止めると書きますが、これは争いを収め調和を目指す漢字です。元々の中国の語源は違いますが、そう解釈し後生に伝えた日本人の感覚は素晴らしいと思います。従いまして杉原道場におきましては、自分自身をしっかりと確立し、決して相手や環境に責任転嫁せず、あらゆる調和を築ける人間教育を目指しています。道場のスローガンは「真のこころ・美しい言葉・正しい姿勢」です。

  • ○「心」が変われば「身体(姿勢)」が変わる
  • ○「心身」が変われば「技(言葉・行動)」が変わる
  • ○「技」が変われば「結果」が変わる
  • ○すなわち「心」が変われば「結果」が変わる

すべては「心」のあり方次第であり、心技体が別々のものではなくその一致を悟ることがの極意であります。また、武道ではみえない心の有り様(よう)を身体の有り様(よう)を通して見いだし悟ることができることがすばらしいところです。

道場訓と身体操作術

稽古中はもちろん、必要なことは道場訓にまとめて稽古の最後に全員で読みあげ、その後、2 ~ 3 分程度の話を子供の年齢にあった言葉で、本質的・道義的なことをなるべくわかりやすく話しております。低学年でも本質的な内容をしっかりと理解して驚かせてくれる子供もおります。できるだけ早い時期に、全ての事象にはみえない本質あることを知り、感じとり理解できる力を身につけてほしいと思っています。いきなり「高み」を目指すのではなく、まず人間としての「深み」を持つことが大切です。


身体におきましてもただ運動をするのではなく、正しい身体操作を教えるようにしています。「体操」とは読んで字のごとく身体を操ることです。とかく競技成績を上げるためには筋力運動や有酸素運動(走り込み)、そして競技特有の技術を覚えることを先行しがちですが(これも必要)、座る・立つ・歩くなどの姿勢、身体感覚、体軸、移動、バランス、脱力、柔軟性などの基本(操作術)が生涯にわたってより必要であると思います。
指導していますと猫背で骨盤が老人のように既に固まり、可動域が非常に狭くなっている子供が多数おりますのでお子さんをぜひ確認してみて下さい。


また、身体を操るものが「心」ですから、「対立しない」「恐れない」「威張らない」ことが身体操作の基本になります。相手を倒したいなどの思惑(対立心)では身体が緊張し固まってしまい、かえって願わない結果となります。

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