一貫した人間教育

幼児から小学生、中学・高校・大学と一貫した人間教育を志しています。
学校とは違い別の年齢や学年の子供がともに学ぶことで得られることがあります。
北欧などではすでに学年別クラスではない授業形態で大きな成果を上げています。
上級生が下級生を教えることはもちろんの事、一般のスポーツクラブと違い、より上級生が準備をしあとかたずけをします。
それが礼節だからです。

誘惑が多く、価値観が崩壊しつつある社会の中で自分を見失わず、幸せを実現するために必要な教育をします。
その為には、深い愛情にはぐくまれた心、本質的な言葉で磨かれた知性、そして健康で能力の発揮しやすい体の育成が必要です。

家庭の大切さはもちろんのことですが、師などが教える家庭ではできない部分も教育にはあります。
その双方が合い余って人間の成長が促されます。
また、子供は他の子供に影響されやすく、しかもマイナス的なことほど伝わりやすいものです。
道場でのよき仲間、先輩・後輩の関係を持たせてあげることも大切なことです。
関心を持って干渉せず、強制するのではなく何度でも繰り返し指導する愛情こそが必要と考えています。

「心を鍛える」ことを重視します。

武道だからこそできる青少年教育があります。杉原道場では礼節・会話術・身体動作・空手・護身術を、中でも心の教育を中心に指導しております。
心体の成長が目的で武術は手段です。お子さんの本質的成長を願われている方は相談ください。
杉原道場のよって立つところは「体在心知」、すなわち、見える体の在りようを通じて、見えない心の在りようを知ることにあります。

杉原道場では、心技体一致の理念のもと教育する事での健全な育成は志しています。
大切なのは「心技体」がバラバラではなく一致した道理を学ぶ事です。
例えば、「心」にとって大切なのは優しさや調和で、「体」は怒りや倒す事で力を発揮するでは「心技体」は一致していません。
「心」にとって大切なことが優しさであるならば、「体」も「怒って弾(はじ)く」よりも「優しく触れる」方が強くなければ「心技体」一致の境地には至れません。

アニメや格闘技の影響もあり(※アニメでは主人公が怒りで強くなる場合が多い)、信じられる方は少ないかもしれませんが、目から鱗で実際は「怒り(居着く)」よりも「優しさ(自然体)」の方が武術としても人間としても強いことを子供達に実際に体験させ教えていきます。

実際に道理にかなうことが強さである事を体験(組み手をしても強い)させ、実感を伴って教えられるところが武道のすばらしいところであると思います。

「武術」が強くなること以上に、一人の人間として、心の深みや不動心、学校や社会で道義を通すことのできる力、ひいては家庭を形成し社会貢献できるよう育成することこそが必要です。

心の育成

子供の年齢にあった言葉で、本質的・道義的な事をわかりやすく稽古のなかで伝えて行きます。とくに稽古の最後には、道場訓を中心として問答形式で子供たちに語りかけます。さらには師範と子供たち一人ひとりの信頼関係を築き、いつでも相談にのれるようにします。
また、父兄の方と連絡を密にし、連携した教育を実現したいと思っています。できるだけ稽古中も父兄の方に同席いただき稽古で教えた本質的・道義的な内容を聞いていただき、家庭での会話につなげていただきたいのです。食事中や布団のなかで、ぜひ、お子さんと人生や道理について語り合ってください。当道場の稽古を通してそれが可能になります。

実践部分としましては、「黙想」を中心に、自分の見つめ方、人や自然とのかかわり、ものの見方や評価のしかたなどを教えていきます。もちろん家庭でも毎日行うよう指導します。また、生涯にわたって必要な会話術も稽古しています。
指導上大切にしている事は、強要せず、自立性・主体性をのばしつつ、大切な事を伝えて行くことです。目の前の、今現在の子供を形式的に厳しくしつけても、指導者側の自己満足にしかならないと考えます。
10年後20年後の子供の未来が大切であり、そこでこそ実る地道で丁寧な教育姿勢が大切であると考えています。

体の育成

武術の稽古や試合に必要な運動ばかりをするのではなく、むしろ子供の将来にわたって必要な基本動作を指導します。
平井大島小松川・空手杉原道場体操とは読ん字のごとく体を操る事で、単に身体を動かす事では無く身体操作術を身につけることです。保健体育は競技実績を上げたり記録を伸ばすことが主ではなく、将来にわたって健康を保ち身体をのびのび育成する事であると思います。

特に、低年齢の子供に必要なのは、三角筋や大胸筋などの腕立て伏せや腹筋などで鍛える外側の筋肉のアウターマッスル(浅層筋)ではなく、間接や体幹の中心となる脊柱(せきちゅう)等を支える筋肉のインナーマッスル(深層筋)です。これは大人も同様で、ここが弱いために姿勢が悪くなり、関節痛が起きやすく、最近で多いのは股関節痛です。それに加えて、柔軟性・俊敏性・感覚・姿勢などを中心として鍛えて行きます。

中でも大切なのは「イメージ力」で、単に力ずく動作するのではなく、有効で明確なイメージを伴って動作する感覚です。

これは将来、いかなる日常生活やスポーツを行っても共通であり、また、社会生活を健康的に行うためにも必須のトレーニングです。

技の育成

術理や流派の枠にとらわれることなく良いものは良いとして惜しみなく伝えて行きます。

道場や大会でいくら強くとも、社会生活の中では不意に襲われたり、集団に囲まれたり、狭いところで押し込められたり無数のシチュエーションが存在します。
そこに対処するためには、単なる打撃としての空手ではなく護身術や組技等で、正当防衛の成立する範囲内での防衛手段が必要になります。そのための技も当道場では伝授します。

子供の年齢に合わせた技を教えて行きますが、小学校低学年であれば、大声を上げて恥ずかしがらずに助けを求める訓練も必要におうじて実施しています。

争いを封じる事を目的として稽古しますので、居着いた技(怒り・興奮などの緊張状態)ではなく不動心からなる自然体から繰り出す技を大切に稽古します。

争いに争いで向かうのではなく封じ手こその武術(当道場)ですから、「突き飛ばす」「投げ飛ばす」などの技は封じる事は必要でも、自分が用いることは不要であり当道場では厳禁です。
単なる筋力に偏らずに、確かな体の使い方を通しての技を伝えたいと考えています。

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